人工言語アルカ の アルカの認知言語学的考察 を基にロジバンの考察をしました。
調査 : らっと
インフォーマント : おかゆ
記録 : 炭酸ソーダ
| 相同性の項目 | 主観的把握 | 傾向 | 客観的把握 |
|---|---|---|---|
| 動詞のとらえ方 | 「なる」的言語 | ≦ | 「する」的言語 |
| 認知主体のあり方 | 感受者 | ≦ | 動作主 |
| 状況のとらえ方 | 「コト」「トコロ」的言語 | < | 「モノ」的言語 |
| 存在か所有か | BE言語 | > | HAVE言語 |
| 動詞の焦点 | 行為中心 | ≧ | 結果中心 |
| 終わり志向性 | なし | ≧ | あり |
| 名詞のとらえ方 | 無界性 | > | 有界性 |
| 名詞のスキーマー | 連続体 | > | 個体 |
| 一人称代名詞 | 多様 | < | 一定 |
| 敬語 | 発達ないし文法範疇 | < | 敬意表現のみ |
| 代名詞の省略 | 多い | > | まれ |
| 非人称主語 | なし | > | あり |
| 題目か主語か | 題目 | ≦ | 主語 |
| 連体修飾構造 | 語用論的 | < | 文法的 |
| 「ここ」の捉え方 | 場所中心 | < | 人中心 |
| 主客合体性 | あり | > | なし |
| モダリティ表現 | エピステミック | ? | デオンティック |
| 与格か間接目的語か | 与格 | < | 間接目的語 |
| 間接受身 | あり | < | なし |
| (英語の)中間構文 | 直接経験表現 | ? | 特性記述表現 |
| 動詞vs.衛星枠付け | 動詞枠付け | > | 衛星枠付け |
| 主観述語 | あり | < | なし |
| 擬声語・擬態語 | 多い | < | 少ない |
| 過去時物語中の現在時制 | 多い | > | まれ |
| 直接・間接話法 | ほぼ直接話法のみ | < | 間接話法も発達 |
> … 傾向あり
≧ … やや傾向あり
? … 特殊
表のデザインは カルコレーシュ語の認知言語学的考察 を参考にさせていただきました。
傾向ありを1、やや傾向ありを0.5として合計すると
| 主観的把握 | 9 |
|---|---|
| 客観的把握 | 11.5 |
やや客観的把握が優勢という結果になりました。
しかし「動詞のとらえ方」、「一人称代名詞」、「間接受身」、「主観述語」などの重要な項目には客観が多いことや、インフォーマントの母語である日本語が主観的把握をする言語でありその影響を少なからず受けていると考えられることなどから、客観的把握の方がより優勢であると考えられます。
また、自然言語や自然言語風の人工言語と比べて、細かい語法は各個人に任せられられている傾向にあるようです。